ヨーロッパの宝飾芸術!「騎馬民族スキタイ」その1
スキタイとは、紀元前7~3世紀頃に、黒海の北岸からドナウ川あたりまでを勢力圏とした騎馬民族の名前です。
さまざまな民族との抗争あるいは混合により盛衰を繰り返したものと思われるが、詳細は不明。
金属細工にきわめて優れ、そのクルガン刈と呼ばれる高塚からの出土品には、世界の古代文化のなかでも筆頭のものと言える金細工品が多く含まれます。
スキタイ文化は、前7~5世紀の前期と、前4~3世紀の後期とに分かれるが、前期のものには古代オリエントの、後期のものにはギリシャの影響が色濃いようです。
前期、後期を通じて共通するのは、デザインが動物、あるいは動物同士の争いを描いたものが中心であること。
前者を動物文、後者を動物闘争文と呼ぶが、これはいかにも遊牧を主とする騎馬民族ならではのデザインと言えます。