あの人この人の人生 2
シャネルの創作活動の最も意気盛んな時に、ウエストミンスター公爵との恋愛は並行してすすみ、時間をやりくりしては、彼との旅をつづけたのでした。
公爵にとっては旅1つまり休暇はそれ自体が生活であったが、働くシャネルにとってはこの休暇は高くついた。
そこを押しまげても彼のあとについていったのは、公爵との結婚を夢見たからだという説もここから出てきます。
昔のロワイヤルリューの遊び仲間、オペラ歌手のマルト・ドリヴァリは歌手をやめて、砂糖王のコンスタンタン・セイと結婚していたし、ガブリエル・ドルジアは舞台こそ捨てはしなかったが、現実にはゾエブ伯爵夫人になっていました。
だからあたしだって、とシャネルは考えたという解釈は成りたつのかもしれません。