病気について 1
30年くらい前から米国を中心にして、「神経症」という呼称全体があまりに漠然としているし、多くの全然違う病態を一緒くたに扱うことになってしまうので、やめた方がよいという動きが主流になってきました。
抑うつ神経症もそのあおりを食って、「気分変調症」という名前に名称変更になったのです。
ここで気分変調症という言葉の意味は、「気分が変化している」というぐらいの意味しかない。
必ずしも抑うつが主体であることを示していないし、「変調」などというと、何か「変な人」というイメージを生みかねないので、私は個人的にはあまり好きな訳語ではない。
しかし国際的な診断法に従えば、このような呼称が標準になっているのです。
少し統計的なデータについても触れておきます。